【レビューからみるアメリカの実態】Dear White People (親愛なる白人様)

 

こんにちは!

 

本日紹介する作品Dear White Peopleは2014年に映画として公開され、2017年に同じタイトルでドラマシリーズとして公開された作品です。どちらもNetflixでみれます。

 

 

私これだいぶ前に映画をみていて、ドラマになったことに気付いてなかったんですけどつい最近発見して、見始めました。2日で見終わりました笑 て言ってもこれも1シーズン10話しかないので結構あっという間ですよ。

 

 

アメリカのアイビーリーグ(名門大学)内での、白人による黒人扮装パーティーをきっかけに、対立がさらに深まる黒人と白人コミュニティーの物語です。以前作られた映画では、このパーティーが開かれるまでの展開が描かれていて、ドラマはその続きのようなものです。また、全てのキャラクターがさらに深堀されています。深堀する方法として、毎回のエピソードが異なるキャラからの視点で描かれています。なので、おなじシーンでもエピソードごとに違う視点から描かれているところがおもしろかったです。また、監督もエピソードごとに異なるため、若干描写方法や雰囲気が異なります。

 

 

このドラマの注目すべき点はまず、黒人コミュニティーの視点から描かれている点。ほとんどの映画のメインキャラクターって白人ですよね。黒人が出ていたとしてもそれは脇役だったりで。だからこそこの作品では自分が知りもしなかった世界がみれた気がします。自分たちの発言や行動に対しても問題提起している点が興味深かったです。

 

 

 

ただ、作品内での描写がリアルだったとかどうかなんぞを語る気は全くありません。アメリカでの人種間の対立って私たちが日本にいながら想像するものなんかよりももっと深刻なもので、彼らの苦悩を理解するなんてこと不可能だからです。

 

 

少し余談になってしまうのですが、、

私は8ヶ月間アメリカのフロリダ州へ留学へ行っていたのですが、その時はじめて自分が想像していた以上に人種の壁があることを知りました。キャンパスのどこをみても同じ人種同士の生徒がつるんでいる姿しかみないし、Black Students UnionやAsian Students Union等、人種ごとの集まりがあることに驚きました。そしてほとんどの教師は白人であり、清掃員は有色人種。ここまで極端なんだ、と唖然としたことを覚えています。

 

 

また、無実であり無防備な黒人(主に男性)が白人の警察官に射殺される事件は後を絶たないことが事実です。これはドラマ内でも大きく取り上げられています。

 

 

それでも、差別なんて存在しないなんでも人種の問題にすることこそが差別だと主張する人が驚くことにたくさんいるんですよ。私もアメリカでこの議論を目の当たりにすることはよくありました。ドラマではこの問題に関してもユーモラスに描かれていました。

 

 

そして私が驚いたのは、この、まさにドラマが伝えたかったことをドラマをみた人たちのレビューが体現していたことです。

 

 

IMDbのレビューはドラマをみて激怒した人たちのコメントでいっぱいでした。

 

“The creators of this series still seek to make race an issue! Instead of focusing on integrating people of colour and whites into one “american” identity in order to built kinship and brotherhood, this series seeks to divide the people of America along racial lines so that they can be manipulated against each other. ” -Valkyrguy

( このドラマのクリエイターたちは未だに人種問題は存在すると言おうとしている!全ての人種を統合して一つのアメリカというアイデンティティーを構築しようとする代わりに、人種間の溝を使って人々を敵対視させることでアメリカを分断させようとしている。)

 

“This is the type of stuff that leads a society to value some humans less than others; to dehumanize white people and give blacks an excuse to victimize themselves.” -balazsjason

(こういう映画が人々に、他者を自分より下に見てもいいと考えさせるのだ;白人を非人間的に描き、黒人に被害者ヅラしてもいい理由を与えている)

 

 

 

Wow.

 

 

 

でも本当に抜選してるとかじゃなくてこういうコメントがずらーっと並んでるんですよ。

 

 

こんなにも明確に差別は日々起きているのに、それが当たり前になりすぎているのか、差別は存在しないと本当に信じ込んでるのでしょうか。もしくは自分が上の立場だと居心地がいいこともあり、現実から目を背けたくなるのでしょう。差別は存在するということを認めることが大きな第一歩に感じました。

 

これらレビューがまさにDear White Peopleの製作陣が伝えたかった現状を物語っていると感じました。もちろんポジティブなレビューもたくさんありましたけどね!

 

少し長くなってしまったので今日はこのへんにして

次回は専門家によるレビューも紹介したいと思います!

 

 

画像

Official Twitter account

The New York Times

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